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仙道緑(1000円の男)
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  • 「1000円の男」の、断片的な思い出。登場人物の名前は、すべて仮名です。
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    初めて来た人は、ルールをご覧下さい。

    不快な表現や、表現不足で忌諱に触れることもあると思いますが、何卒ご容赦下さい。

    また、当blogはリンクフリーです。是非、気軽にリンクしてください。

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    ■2006/09/01(金) リンクの紹介

    推敲を繰り返したり、ちょっとした表現を捻っていたら疲れてきたので、ちょっとした気分転換に、当ブログでリンクさせていただいているHPの紹介をします。そんな暇があれば、原稿を書け!という人、すいません。もうUPしてしまいました。


    帰ってきた えろくない「絵」ろぐ。(アダルト注意?)

    著者は甜々さん。ブログのタイトルは「。」も入るようです。
    自分が風俗嬢として体験したことや見聞きしたことを綺麗なイラストを交えて紹介しています。やっぱり、自分で体験した話というものは生きた説得力があります。風俗に行った事のない私には、いい社会勉強になるので、ちょくちょく足を運んでいます。


    濡れた花

    痔に悩む多忙なOLさんのお話・・・だったのですが、気がつくと婚約をし、気がつくとDカップになられていました。そんな報告をリアルタイムでモニターから読むたびに、会ったことのないスレンダーな女性(ピンヒール持ち)を思い描いてしまいます。HNの「花矢」は、「かや」と読むようですが、いつも「はなや」と変換しています。


    やさしくなりたい・・・

    タイトルとは裏腹に、とても優しい女性のブログです。日常生活で旦那様にしてもらった、ささやかな優しい事を、感謝しているブログ。ほのぼのしたい時や、優しい気持ちになりたいときは是非どうぞ。結婚願望が沸いてくるブログかもしれません。


    こむぎさん日記

    コメント欄がないため、実は無断リンクなのですが・・・偶然出会った子猫、こむぎさんとの蜜月を沢山の写真で更新していく日記。本当に小さかったこむぎさんが(実際に見たわけではないですが)、大きくなって元気に散歩する姿を見るのは、なかなか嬉しいものです。猫好きな方は是非。


    花色衣

    写真とコトバ。見せるものと、読ませるもの。その二つの才能を持つchiemiさんが、花の世界を自分だけのナイフで切り取ったブログです。花は命の発表会なんだ。そんなことを思ってしまいます。花の名前の勉強にもなりますので、是非一度足を運んで、虜になってください。


    mixi仙道緑

    一応、やっています。マイミクは誰でもうけつけますので、よかったらどうぞ。


    その他にも、個人的に良く足を運ぶブログは沢山あるのですが、ごく個人的な内容のものだったり、独り占めにしたかったりする場合はリンクに入れていません。ちょくちょく足跡がついていても、あまり気にしないでいただければ、幸いです。


    名前の募集、まだまだ受け付けています。使って欲しい名前があれば、是非投稿してみてください。

    コメント・クリックお待ちしています。
      



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    ■2006/09/02(土) アカネ その6

    待つことは、嫌いではない。ただし、それは後に楽しいことが待っているとわかっている時だ。誰だって、そうだろう?

    髪の毛についたガムのように、胸のどこかにこびりついた不安を抱えながら、僕はアカネさんが戻るのを待っていた。
    空席となっている、テーブルの向かい側には、アカネさんが椅子に置いた鞄と、夏の湿気を身にまとったアイスコーヒーのグラスが置いてある。携帯電話を軽く確認して、10分位経ったのを確認したころだっただろうか。化粧室から出てくるアカネさんの姿を見て、僕はとりあえず安堵する。

    「お帰り。」
    僕が声をかけると、アカネさんはまるで知らない人に話しかけられたような意外な表情で頷き返す。

    「女性は化粧室で作戦を練る」ものだと思っていたので、席についても何も話さないアカネさんを意外に思いながら、僕はとっくに混ざりきったアイスカフェオレを数秒混ぜた。

    「言いたいことは、決まりましたか?」
    そんな僕の言葉を待っていたかのように、アカネさんは口を開いた。
    「お願いが、あるんだけど。」
    先ほどまでとの強硬姿勢とは違った、多少柔らかい口調に驚きつつ、僕は相槌をうつ。

    「どうぞ、なんなりと。」
    「写メールを、撮らせてくれない?」
    そう言うと同時に、テーブルの上に印籠のようにバシンと携帯電話が置かれた。その固い表情は、僕が否定する事を予想していないのだろう。ともあれ、隠れて撮ったり、突然有無を言わさずに写真を撮らないアカネさんに好感を抱いた僕は、深く考えずに
    「別に、かまいませんよ。」
    と返事をしていた。

    アカネさんが携帯電話を掴むと、沢山結び付けられたストラップの数々が、ジャラジャラとプラスチックの踊る音を立てる。慣れた手つきで携帯電話のカメラを起動させる姿からは、先ほどまでの気勢とは結びつかない、素の表情が垣間見える。
    「別に、ポーズとかはいいから、ちょっと動かないでね。」
    わざとストローを咥えて上目遣いにでもしようと思ったが、あまり冗談を言う機ではないのは、嫌というほどわかっていたので、証明写真を撮る時の様に、あごを引いて真面目な表情でアカネさんの被写体になる。写真を撮られるのは好きではなかったし、慣れてもいないのだが・・・これがアカネさんの何かを解きほぐすきっかけになればと思って、言うがままになっていた。

    不躾な携帯のシャッター音が少し周囲の気を引いたと同時に、アカネさんは再び立ち上がり、
    「トイレ。」
    とだけ言葉を残して、消えていった。
    僕の写真が、もう間もなく誰かの携帯電話に送られるのだろう。あまりいい気分ではなかったが、後で説明はされる・・・ そう信じて、僕は背もたれに身を任せた。


    モチベーションのために、コメント・クリックをお待ちしております。
      



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    ■2006/09/04(月) アカネ その7

    待つことは嫌いではないが・・・
    またしても、アカネさんは中々戻ってこなかった。中でメールか電話をしているのだろう。無造作に座席に置いてある鞄がなければ、店員に頼んでトイレを見てもらうことも考えていたかもしれない。

    ガラス一枚を隔たてた人ごみ溢れる道路に、楽器を持った女子高生が通る。細い体に重そうなエレキギターを背負ったセーラー服姿は、CDのジャケットの様にアンバランスで美しかった。そういえば、さっきジャズを弾いていた人たちはどうなったのだろう・・・放心しながら音楽に心を委ねていた時に比べて、いささか振り回されるのに疲れてきた。
    僕は空になったアイスカフェオレのグラスを置いたまま、一度も席を外すことなく、時間を潰していた。1000円の男をしているときはあまり携帯を開かないのだが、目に付く範囲の文字は全て読んでしまったし、目を閉じて落ち着くほどリラックスできる気分でもなかったので、手慰みに昔のメールを読んだりしていた。

    やがて戻ってきたアカネさんを視界の隅に入れて、僕はゆっくり携帯を閉じた。
    どこかへ送られた僕の写メールの行方と、振り回され続けるこの道中の説明は、小説のクライマックスシーンの様に語られるのだろうか・・・そんな淡い期待は、すぐに打ち砕かれることになる。

    「ごめんなさい、あなたは人違いだったから、もう、いいわ。」
    そう言って、財布から1000円を取り出すアカネさんを、僕は慌てて引きとめようとする。
    「ちょっと待ってください。ここで終了なのは別にかいませんけど・・・事情を聞かせてくれませんか。」
    席に着いたまま声をかける僕を、アカネさんは長い間高いところから見下ろしていた。
    「あなたには関係ないことです。」
    「・・・ここまできて、関係ないことは、ないでしょう。」
    再び店内の注目を浴びながらも、僕はアカネさんの目を捕らえる。
    「そうね・・・。確かに、それもそうね。」
    諦めたように、アカネさんは目を落としたが、期待に満ちた僕への言葉は、「でも」と続けられた。

    「でも、ごめんなさい。あなたは、私とは無関係じゃないけれど、私の友達とは無関係なの。簡単に説明することはできません。」
    そう言うと、椅子においてあった鞄を掴み、背負い投げをするように勢いよく頭を下げると、僕の方を振り向かずに店のドアから飛び出していった。

    残された僕は・・・場を持たせるためのカフェオレも、氷が溶けた水になっていた。深くため息をついて、近くにいた人たちの視線を背負いながらトレイを片付ける。机の上に置かれた1000円札は、周りの人にどんな解釈をされたのだろう。

    待たされた時間だけ、アカネさんの挙動の謎が明かされると期待していた分、あっけない幕切れへの落胆と疲れも大きかった。
    店を出るとき、一度だけ僕が座っていた席を振り返る。
    いつか・・・という文字がよぎって、頭を振る。再び会いたい女性は大勢いたが、アカネさんは思い出と一緒に、釣り針のような謎を残して、去っていった。少し苦い思い出になるだろうなと覚悟をして、僕は店を出た。

    さようなら、アカネさん。探している人は・・・見つかりましたか?

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    ■2006/09/04(月) コトバ

    事のはじまりは、僕が何気なく言ったジーパンという言葉だった。
    「やだ、もうジーパンなんて言ってる人いないよ・・・?」
    注がれる、冷たい視線。僕は、慌てて弁解をはじめる。
    「いや、僕も口から出た瞬間にマズイ!って思ったんだけどね・・・。生まれてからジーパンで教育された時期が長かったから、とっさには止まらなかったんだ。」
    ふーんと、生返事の上に乗って飛んできた訝しげな視線を交わすべく、僕は会話を切り替えようと頭をひねる。

    「でもさ、同じものを指す言葉なのに、片方は今風な言い方で、片方が野暮ったく聞こえるのも、変な話だよね。」
    「うーん、そういえばそうかな。」
    首を傾げる様子を見て、僕はしめたとばかりに言葉を続ける。
    「そもそも、言葉のイメージなんて変わりやすいものだよ。例えば、世の中に義理チョコなんてものが生まれたせいで、義理という言葉に『お情け』みたいなイメージが着いてしまったよね。」
    「うーん、そうかも。他には?」
    「他には・・・そうだな。例えばアダルトという言葉なんかは『大人の人』という意味よりも、セクシャルなイメージの方が強くなった言葉だね。」
    「うんうん、わかるわかる。」
    「だから、僕がジーパンって言ったことも・・・流流と過ぎていく時代の中のアメンボの様なものだと思って、全く気にかけないのが正しいと思うんだ。」
    「よくわからないし、全くは無理だけど・・・わかった。言い含められてみるよ。」
    「ありがとう。恩に着ります。」

    「他にイメージが変わった言葉ってあるかなぁ。」
    そう、彼女は呟く。
    「流行に乗って急に使われるようになった言葉は、流行が過ぎたらつまらない印象を持たれるんじゃない?『残念!』なんて、もう使っている人いないし。」
    「そっか・・・。今流行っている言葉も、そのうちダサくなっちゃうかもなんだね。」
    「うん。不思議な現象だけど、言葉は生き物だからね。」
    彼女が口にした『ダサい』はセーフなのか?と思いつつ、余計な波風を立てないように、僕は無難な言葉を選ぶ。

    「じゃ、もしかしたらそのうち『1000円』が1000円以上のイメージを持つ、いい言葉になるかもね!」
    「それは・・・考えてなかったな。リップサービスを、ありがとう。」
    体験したことのない褒められ方をした照れ隠しに、チリン、とグラスを合わせる。また少し、アルコールが彼女を饒舌へと紐解いていく。言葉遊びは、小説の様に終わりを迎えた。

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    23:39 | トラックバック(0) | コメント(5) | オモイデ | Page Top


    ■2006/09/06(水) チエ

    ※この話はヨウコさんの続きです。まだヨウコさんの話を読んだことが無い人は、先にそちらを読む事をオススメします。

    お金はちゃんと払ったものの、なぜか逃げるようにメイド喫茶を後にした僕達は、店から少し離れた歩道に四人で固まって立っていた。

    「とりあえず。」
    そう言って、口火を切ったのは、僕だった。
    「ヨウコさんがお金を払えなかったので、1000円の男としてはチエさんの言うことを聞くということで、いいですね。」
    そう言って、ヨウコさんの方を見る。帽子を深く被り、こくりと頷いたその表面は、一応は借りた猫の様に大人しくしていたが、瞳は相変わらず「面白いことがあったら実行する」という不屈の意思を湛えている気がする。

    「それでは。」
    体の向きを30度向きを変え、僕はチエさんの方を向く。彼女達が年下なのを踏まえ、少し仕切り気味に進行をする。
    「チエさん、何かしたいことはありますか?」
    「えっ・・・え、そうだなぁ・・・。」
    ヨウコさん、ユリエさん、そして僕の三人の視線を浴びて、チエさんは自分の長袖の裾をぎゅっとつまむ。

    「普段から虐げられているヨウコへの復讐とか・・・どうです?合法な限りは力を貸しますよ。」
    胸に手を当てて、腰を落としてにっこりと笑う僕へ、チエさんの笑顔がこぼれる。
    「あ、それもいいかも。どうすればいいのかな。」
    「うーん。合法的な復讐・・・難しいね。僕がしっかりと捕まえておくから、顔に落書きをするとか。」
    「うーん、この子にはあんまり効果がなさそう・・・。」
    ホームズの様に顎に手を当てて考える僕とチエさんに、ヨウコさんから茶々が入る。
    「ちょっと!うちらの友情にわざとヒビを入れようとしないでよ!」
    「いいの!いつも振り回されてるんだから、今日は私とユリの方が偉い日でもいいじゃん!」
    そう言って、チエさんはユリさんのほうを見る。

    「ね、ユリもどこか行きたいところある?なんか、したいこととかは?」
    「うーん・・・。そういわれると・・・あんまりないよね。」
    話を振られたユリエさんも、困ったように眉を曲げる。

    「鳩を捕ろうよ!」

    勢い良く提出されたヨウコさんの提案には、誰も触れない。

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    ■2006/09/07(木) チエ その2

    「仙道さんは、どこか行きたい場所は無いんですか」
    「特に無いかな。まかせるよ。メイド喫茶に行ったから、もうどこにでもいける気がするし。」
    何事も無かったように会話を続ける僕とチエさんの間に、手を上げてヨウコさんが入ってくる。
    「あの・・・鳩・・・捕らない?」
    「何よ・・・鳩って。」
    そう言って、チエさんが話題を振った途端、ヨウコさんの顔がひまわりの様にほころぶ。
    「最近、鳩って生意気だと思わない!?私は、あいつらに昔のような謙虚さを取り戻して欲しいの!」

    「結局、カラオケかな?ユリも、それでいいよね。」
    「うん、そうだね。男の人とカラオケ行くの、久しぶりだね。」
    「ええええ!最後まで話を聞いてよおおお!」
    「仙道さんも、それでいい?」
    長年の成果だろう。絶妙なタイミングで、チエさんとユリさんはヨウコさんをスルーして、会話を続ける。面白いので、僕もその流れに乗っておくことにした。
    「最近の歌はあんまりしらないけど・・・それでいいなら、喜んで。」
    「仙道さんまで・・・私にお金が無いと知った途端に!」
    僕が恨めしそうに呟くヨウコさんの頭をポンポンと叩いて、
    「これで、お財布を忘れる癖がなくなったと思えば、安いものでしょう。世の中、ちょっと世知辛いことも、わかってもらえたと思いますし。」
    と言って笑顔を見せると、下唇を突き出して可愛く無い顔をするヨウコさんが、なんだか妹のように可愛かった。

    原稿が途中で消えてしまった僕への、応援のコメント・クリックをお待ちしております。
      



    23:40 | トラックバック(0) | コメント(2) | オモイデ | Page Top


    ■2006/09/08(金) チエ その3

    少し歩いたところにいた客引きに捕まり、あっさりとカラオケをする店は決まった。
    「これは、どういう集まりなんですか?」
    と、いぶかしむ客引きへ適当に言葉を濁し、煙草の残り香と、それを消そうとする消臭剤の匂いが染み付いた部屋へと案内される。
    「飲み物のオーダーが決まりましたら、お呼び下さい。」
    と言って、店員が部屋の扉を閉じた瞬間に、ドスンとヨウコさんがソファに飛び移る。

    「あたし、トマトジュースね。」
    「ちょっと、仙道さんはいいけど、ヨウコは奢りじゃないんだからね。ちゃんと月曜日に返してよ。」
    「あら・・・肝っ玉の小さい子ね。そもそも、あたしが声をかけなければ仙道さんとカラオケに来ることは無かったのよ!最初はあんなにびっくりしてたのにさー。」
    ふん、と胸を張って、ヨウコさんが胸を張る。
    「う、それはそうだけどさ・・・。」
    と、言葉に詰まるチエさんに、ユリエさんがボソっと、
    「でも、あたし達がいなかったらお金払えなかったよ。」
    と、助け舟を出すと、今度は言葉つまったのはヨウコさんの方だった。

    「だよね、だよね!うちらがいなかったら、アホ子は外国に売られてたかもしれないんだよ!」

    ・・・そんなことは、しない。

    「ま、まぁ、とりあえず飲み物を決めようよ。ほら、二人は何を飲むんだい?」
    とりあえず場を収めようと、僕はメニューを広げてチエさんとユリエさんに見せる。あっさりとメニューに飛びついてくる二人のリアクションに、つくづく三人だけのリズムがあるのだな、と実感をする。
    「私はミルクティーにしようかな。」
    「私は・・・グレープフルーツジュースに。仙道さんは?」
    「うーん、ウーロン茶にしようかな。それでよければ、フロントに電話するね。」
    そう言って、僕は入り口にかかっている電話に手を伸ばし、オーダーをする。ふと振り返ると、ヨウコさんは堂々と、チエさんとユリエさんは寄り添うように、歌の一覧を眺めていた。
    モニター内で延々とリピートされる歌手のプロモーションビデオが目に入るたびに、久しぶりのカラオケなのだな、と実感をする。

    明日は久しぶりの休みです。また、街へと出かけてこようと思っています。
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    23:31 | トラックバック(0) | コメント(4) | オモイデ | Page Top


    ■2006/09/10(日) ナナ

    「ちょっと、鞄を持っててくれる?」
    そう言ってナナさんに渡されたヴィトンの鞄は、受け取った瞬間に肘が下がり、ずっしりと手の平に食い込むほどの重さだった。
    「随分重い鞄だね。何が入ってるの?」
    女性に鞄の中身を聞くのは失礼だろうか? そんなことを思いながらも、好奇心に負けて訊ねてしまう。

    「ん?ああ、重いのは雑誌が入っているからかな。」
    壁に手をかけながら、踵から落ちそうになっていたパンプスの紐を持ち上げると、ナナさんは僕から鞄を受け取り、中から大きなファッション雑誌を取り出して言った。
    女性週刊誌を手にするのは初めてだが、持ちづらさからくる印象が強いのだろうか、そのうんざりするような重さに驚かされた。
    「本当だ。重いね・・・。こんな雑誌を、いつも持ち歩いているの?」
    僕が小学生の様に胸に浮かんだ疑問をそのまま聞くと、ナナさんは笑って頭を振った。
    「まさか。家に帰って読もうと思っただけだよ。ファッション雑誌は重いから、家に帰る直前に買えばよかったんだけど、今日はたまたま。」
    その言葉に頷きながら、僕は手に取った雑誌をパラパラとめくり、ナナさんへと返す。
    「ありがとう。手に取る機会がないから、気付けたのは少し新鮮だったよ。・・・でも、読むのに疲れないの?その雑誌は。」
    「うーん、家で読むときは、ソファとかベッドの上で横になって読むことが多いかも。」
    家にいる時を思い出しているのだろう。右上の天井を見つめながら、答える。
    「なるほど、ね。」
    「それに、これだけ重いから出来ることもあるのよ。」
    「・・・?」
    僕は、首をかしげて言葉を待つと、ナナさんはにっこりと笑顔になって、言葉を続けた。
    「前、酔っ払いのおじさんに絡まれた時ね、ここの角で頭をガツーンと・・・。」
    そう言って、ナナさんは雑誌をもった手で四番バッターの様な豪快なスイングを見せる。僕は、手に残る雑誌の重さを思い出して、少し背筋が寒くなった。

    「まぁ、ファッション雑誌は女の武器なのよ。色々とね。」
    そう破顔したナナさんの手の中で、秋物の服を着たモデルが、妖艶な笑みを浮かべていた。

    明日からは、またチエさんに戻ります。
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    ■2006/09/11(月) チエ その4

    シホさんの時もそうだったが、カラオケは無難に行えたと思う。
    僕は歌が上手いわけでも格段に下手なわけでもないのだが、「1000円の男」をやっている以上は、「どんな曲を歌うのだろう」という好奇心が少なからずつきまとってしまう。無難に済ませようという僕のスタンスと、そんな期待はすれ違う事が多いのだが、様は雰囲気さえ壊さなければ、大きな問題ではないと、思うことにしている。この日は相手が3人で、それぞれが自分のペースを持っていたのが、楽でよかった。

    三人は、もうお互いの曲を聴きなれているのだろう。自分が歌える曲には適当に参加したり、勝手にハモリパートを歌ったりと、のびのびと自然にカラオケをしていた。
    最近の音楽シーンが活発かどうなのかはしらないが、皆が歌う曲は2,3年かそれ以上前のものが多く、勝手に胸の中に抱いていた「古い人間コンプレックス」というものが意外と杞憂であったことに気付かされる。
    僕は勝手に自分を若くないという分類に押し込もうとしていたのか?・・・そんな思いは後々考える宿題として留めておき、その場は三人の女性の歌声を楽しんでいた。

    やがて、突然に備え付けの電話が鳴る。時計を見ると、もうそろそろ終わりの時間だ。
    「どうする?延長する?」
    僕は受話器をとる前に、振り返って三人の顔を見る。
    「うーん、あたしはもういいよー。」
    「うん、わたしも。」
    ヨウコさんとユリさんが口をそろえると、チエさんもそれをみて頷く。
    「あ、もしもし。終わります。」
    そう言って、ガチャンと受話器を置くと、丁度ユリエさんの歌っていたELTの曲が終わり、室内がしんと静まりかえった。


    (続きを読むのところに、このとき歌ったものをいくつか書いています。興味のある方は、どうぞ。)

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    23:23 | トラックバック(0) | コメント(4) | オモイデ | Page Top


    ■2006/09/12(火) チエ その5

    予約していた曲が次々とキャンセルされていき、静まり返った部屋で粛々とマイクや伝票の片づけが行われていく中、ユリさんはトイレの為に、先に部屋の外へと出ていた。
    飲み終わったグラスや使い終わった紙ナプキンをきちんとトレイに置いて、満足そうに頷いたチエさんに、僕はふと思うことがあって話しかける。
    「そういえば、チエさん。」
    「え、は、はい?」
    驚いた表情で、チエさんがこちらを向く。ボーっとタンバリンを撫でていたヨウコさんも、何事かと僕の方を見た。
    「なにか、して欲しいことは、ありませんか?後で忘れていたとかが無いように。」
    「え・・・して欲しいこと・・・?」
    「ええ。なければ、いいんですけど。」
    と、そこで耳の後ろに風を感じる。振り返ると、ヨウコさんが音を立てずに部屋から出て行く後姿が一瞬だけ見えた。・・・彼女なりに、気を使ったのだろうか。漫画の泥棒の様に、つま先立ちをして部屋から出るヨウコさんの姿をイメージして、僕はチエさんに気付かれないようにほくそ笑む。

    外に音を漏らさない、防音の扉がきちんと閉まったとき、少しきまずい沈黙が訪れる。親友に気を使われて、二人きりになる。まるで、恋愛漫画の1シーンのようだ。生まれてこの方体験したことの無かった空気にも、あまり緊張しなかったのは僕が大人になったからなのか、それとも、僕が仙道緑だったからだろうか・・・。
    つまらない事を考える癖は、変わらないままだなと頭を振り、少しうつむきがちなチエさんに声をかける。
    「ないなら、無理に考えなくてもいいんですよ。」
    視線を合わせようと、少し腰を落としても、チエさんの顔は上がらない。
    「・・・さっき。」
    「ん?さっき?」
    ボソリと口を開いたチエさんの言葉を聞き漏らさないように、もう少しだけ顔を近づける。
    「さっき、ヨウコの頭を撫でてたよね。」

    僕が恨めしそうに呟くヨウコさんの頭をポンポンと叩いて・・・


    これのことだろうか。撫でたというより、軽く手を二回置いたといった感じなのだが、撫でたように見えなくも・・・ないのだろうか。
    「それ、私にもしてほしい。」

    その言葉にしっかりと頷くと、僕は半歩だけチエさんに近づいて、耳の上に左手を添える。チエさんは少し緊張をしていたようだが、僕が右手をあげて頭をトントンと優しく叩き、つむじから頭の後ろへゆっくりと手を流すと、目を閉じて僕の左手に頬を寄せた。
    数えてはいなかったが、10回位頭を撫でただろうか。僕はもう一度だけトントンと頭を叩いて、チエさんに終わりを告げる。
    「これで、よかったですか?」
    「・・・うん。なんだか、すごく落ち着いた。」
    「じゃ、出ましょうか。二人が待ってるかも。」
    そう言って、僕はユリさんとヨウコさんの荷物を手に持つ。
    「うん・・・。うん。そうね、出なきゃ。」
    自分に言い聞かせるように、チエさんも頷いて、自分の鞄と伝票などを入れたカゴを持った。
    少し重い部屋の扉を開けると、そこは夢から覚めたような、別の気圧と別の匂いのする空間だった。

    さようなら、チエさん、ヨウコさん、ユリエさん。楽しい友情を、いつまでもそのままに。

    (ヨウコさん、ユリエさん。覗きは、いけませんよ。)

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    ■2006/09/13(水) マケオシミ

    朝よりも少し重くなった鞄を持って、家路についている時のこと。
    夜に挑むように煌々と光り続けるコンビニエンスストアの駐車場の隅で、少し体の小さい野良猫がゆったりと優雅に毛づくろいをしていた。
    (気のせいかもしれないが、僕は人よりほんの少しだけ野良猫に気付きやすい種類の人間なのだ。)

    一人で酒を飲むことはまず無いので、生憎と彼(彼女?)ご飯となるようなおつまみなんかは持っていなかったが、もしかしたらその魅惑のシルエットに触る許可が出るかもしれないと、目線を合さないようににじり寄ってみる。

    残念なことに、給仕係は決まっているのか、僕の妙に嬉しそうな顔が気に食わなかったのかはわからないが、ある程度の距離までジリジリと近づいたところで、警戒態勢をとられてしまった。

    「いじめないから、1000円で少しだけ触らせてくれないかね。」
    そう、しゃがみ込んで話しかけても、彼(彼女?)の警戒は取れない。もしかしたら、男には興味が無いプレイボーイなのかもしれない。

    異文化交流を諦めた僕が小さくため息をついて、静かに立ち上がりその場を離れると、その猫は再び何事も無かったように毛づくろいを始める。余裕しゃくしゃくという態度が、悔しいくらい堂に入っている。

    1000円では釣られない分、僕よりも気高いヤツなのかもしれないけど・・・ニボシ1000円分でなら、交渉は成立したのかもしれない。
    そんな仙道の負け惜しみが、頬を緩ませた帰り道。

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    ■2006/09/14(木) アユミ

    「ねぇ、なんでもいいから声を出してみて。」
    アユミさんはそう僕の耳元でささやくと、布団の中から手を出して、僕の薄い胸に肘から先を置いた。
    「ん?声を?」
    そういいながらも、僕は天井を見ながら「あー」と声を出す。薄暗い室内に、聞きなれた男の声が響き渡る。
    「ん・・・もっと、低く。」
    要望どおりに、声を低くする。最初に声を出してきた時に比べて、段々と喉が太くなるのを感じながら、僕はアユミさんを見つめる。
    「一番、低い声は?」
    「ん・・・これくらいかな。」
    低音は声が小さいと出しづらいので、少し息を吸ってから、言われたとおりに自分の一番低い声を出す。
    「・・・やっぱり、低い声の方が、振動が伝わる。ねぇ、もう一回、最初の声出して。」
    低い天井に響く、僕の声。確かに言われてみれば、低音に比べると、僕の胸は震えていない。続けて僕が色々な音程をバラバラに試している間、アユミさんは手の平を胸の上に当てて、じっと手の震えと僕の声を味わっていた。

    「待って。今の・・・高さ。」
    そう言われた高さで、僕は声を出し続ける。絶対音感などという大層なものは持っていないので、自分が出している音がどの音階かはわからなかったが、大きく息を吸い込んでなるべく長く声を出し続ける。

    「私の声も・・・触ってみて。」
    そう言って、アユミさんは自分の胸へと、僕の手を導く。
    しっとりとした素肌に、僕の手の平が置かれたと同時に、アユミさんは女性らしい滑らかな声を、狭い部屋の壁へと飛ばし始めた。


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    ■2006/09/16(土) アユミ その2

    女性らしい柔肌に手を置いて、僕は目を閉じる。鎖骨に触れる中指が、アユミさんの声に乗って微かに震えはじめる。
    「ほら、あなたの方が声が低いから、良く響くの。」
    そう言って、アユミさんは僕の手を握って、自分の胸から僕の胸へと導いた。

    アユミさんの視線に答えて、もう一度、今度は少し大きく声を出してみる。外に声を漏らさないことには、この部屋は長けているはずだ。
    アユミさんの言うとおりに、手に意識を向けると、確かに僕の胸はアユミさんよりも大きく、深く揺れている。生まれてからずっと声を出してきたが、自分の声が作る振動に気付かされたのは初めてのことだった。
    「感じた?」
    見上げるように尋ねるアユミさんに目を合わせて、僕は確かに頷く。
    「そう、よかった。」
    アユミさんは心の底から満足したという風に笑うと、裸のまま体を起こし、僕の胸に耳をつけた。
    「自分で自分の声は聞こえないから、あまりわからないかもしれないけど・・・あなたの声、とてもイイわ。低くて、甘くて、素敵よ。」
    そう言いながらアユミさんが少し体を動かすたびに、その長い髪の毛先が、何も着ていない僕の胸を楽しげにくすぐる。
    それがわざとかどうかはわからないが、天井へ向けて出している僕の声は、その度に途切れそうになっていた。
    「?どうしたの?」
    そう言って、不思議そうに僕の瞳を覗き込むアユミさん。その一つ一つの仕草が、髪を使って僕の肌を別の意味で「感じ」させている。

    なんとか、くすぐったいのを回避したい一心の僕は、しょうがないなと思いながら、ゆっくりとアユミさんの肩に手を伸ばす。
    「ん?なに?」
    攻守交替の合図は、そうやってアユミさんを抱き寄せてキスをしたところから、始まった。

    ・・・ここから先は、オトナのあなたのご想像にお任せします。

    さようなら、アユミさん。安らげる声は、他に見つかりましたか。

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    ■2006/09/17(日) モブログ失敗

    外出先から更新をしてみようと、モブログに登録をしてみたのですが、なかなか上手くいきません。悪名高いvodafoneだからなのでしょうか…。もう少し、あがいて見る事にします。
    (この文章は、携帯からPCサイトのブラウザが見られるというもので書いているのですが、これだと写メールが送信できないのです。)

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    ■2006/09/18(月) キョウ

    その日の夕暮れはいつも通り蒸し暑く、僕とキョウさんはセミのいないビルの隙間を、二人で歩いていた。

    「一人では入りづらそうなお店を見つけて、探索してみたい。」
    そんなキョウさんの願いをかなえるべく、僕たちはわざと少し狭い道を選んで、面白そうな看板や昭和そのままの古いスナックのドアなんかを写メールに撮ったりしていた。

    ある時、とある人気の少ない道で、歩き煙草をしていた男性がため息のように吐き出した煙が、僕とキョウさんにふりかかった。色濃く残る空気の糸を振り払うように手を振って、キョウさんの顔が曇る。

    「仙道さん、煙草の煙大丈夫だった?」
    少し男性から離れたところで、僕を見上げるようにして、キョウさんが尋ねてきた。(キョウさんには、僕が煙草を吸わないことは説明してある。)
    「ええ。食事をしているときに側で吸われると少し気持ち悪いですけど、あまり気にはしませんよ。」
    「そっか。私は、煙草嫌いだな。髪とか服に匂いがついちゃうし。」
    そう言って、キョウさんはキャミソールをつまんで、匂いをかぐふりをした。

    僕は煙草を吸ったことがないので、その味や、肺を煙で満たす感覚を知らない。
    ただ、煙草に火を点けるときに、女性達は必ず目をそらすことと、残り香を絡めたキスの味は、煙の色のようなくすんだ灰色の思い出として、僕の心の中に漂い続けている。

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    ■2006/09/19(火) キョウ その2

    「煙草に、何か嫌な思い出とかあるの?」
    レトロな雰囲気の喫茶店で、手製のハート型クッキーをつまみながら、僕は聞いた。芯のところに埋まっているアーモンドが、固まってしまった心のトゲに見えるのは、僕が満腹な気分屋だからだろうか。
    「そうじゃないけど、煙草吸う人ってマナー悪い人が多くないですか。」
    カリっと、ハートの右半分を噛み砕きながら、キョウさんは言った。僕に紅茶の味はわからないが、どうやらこの喫茶店の出す紅茶は、心の消化を進めてくれるようだ。

    「煙草を吸う人はマナーが悪い・・・、ふむ。」
    あごを撫でながら、僕は与えられたテーマについて思案をめぐらせる。
    「だって、街中に煙草の吸殻がたくさん落ちてるじゃないですか。煙草を吸う人の一人ひとりが携帯灰皿を持って歩けば、こんなことにはならないと思うんです。」
    ずっと胸に暖めていた言葉なのだろう。少しキョウさんの語気が強くなる。
    「うん。煙草の吸殻はよく捨てられてるね。」
    そう言って、僕はテラスから歩道を見下ろす。意識しなければ目には映らないが、気をつければ地面に吸殻を見ない日は無いだろう。

    「でも、煙草を吸う人がマナーが悪いって言うのは、少し違うかな。」
    そこで、僕は一端言葉を区切る。僕の言葉を待つキョウさんの目は、真剣だ。
    「違い、ますか。」
    「そう、深く考えないで。違うというのは、表現のことだよ。煙草を吸う人だけじゃなくて、人類の何割かは必ずマナーが悪いんだよ。」
    「・・・。」
    キョウさんは、クッキーへ伸ばしていた手を組んで、僕の言葉を待つ。
    「例えば、電車の中で化粧をする女性がいたからって、女性はマナーが悪いといわれても、関係ない人は困るよね。男性だって、一部の人が痴漢をしたからって、同じようにくくられたら迷惑だ。それと同じように、煙草を吸う人にだって、きちんと人のいないことを確認して、吸殻もちゃんと持って帰る人がいると思うよ。」
    そう言って、僕はアイスカフェオレを口にして、唇を塗らす。
    「ただ、僕達は目に付きやすいものが印象に残りやすいから、少しずつ偏見みたいなものが自然と出てくると思う。」
    うん、と初めてキョウさんは頷いた。
    「一人として、同じ人間はいない。だから、人を何かでカテゴライズして判断するのは、なかなか難しいことだと思うよ。・・・なんか、説教臭くなって、ごめんね。」


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    ■2006/09/20(水) 携帯から

    そういえば、そんな機能もあったなと思い出し、携帯から更新してみます。
    肌にそっと触れるような、優しい雨が降っていますね。







    モブログで使おうと思っていたメールを、そのまま転送してみました。
    今宵は月の下で、虫の音がしんしんと秋を迎えています。

    キョウさんの話は、また明日。
      



    23:35 | トラックバック(0) | コメント(4) | オモイデ | Page Top


    ■2006/09/22(金) キョウ その3

    「ううん、面白い話聞けて、嬉しいよ。まだ若いのに、仙道さんは色々考えてるんだねぇ。」
    僕よりも若いであろうキョウさんは、感心したように呟いた。
    「あんまり趣味が無いからね。暇な時は、色々なことを考えるんだ。」
    僕がそう言って、話が一区切りついたところで、キョウさんは話の途中で運ばれてきたモンブランに手を伸ばした。

    「・・・モンブラン、好きなのかい?俺は食べたこと無いんだけど。」
    「え、仙道さんモンブラン食べたこと無いの?」
    キョウさんはそう言うと、動物園で子供が珍しい動物を見るような目つきで、僕をまじまじと眺めた。確か、職場の同僚にガチャピンとムックを知らないと言った時にも、こんな顔をされたような気がする(正確には、番組を見たことが無いので、声や性格を知らないだけだが)。
    「食べたこと無い・・・よ。モンブランって、そんなに常識的な食べ物なの?」
    なにかやましい事を指摘されたように、弱弱しく答えたが、キョウさんの驚きの表情は張り付いたように動かなかった。

    「そっか・・・。モンブラン食べたこと無いくらい変わった人だったんだ。なんか、納得しちゃった。」
    そう言って、キョウさんはモンブランに細いフォークを深々と突き刺した。
    「変な人にナンパされたと思ったら、1000円で好きな事をするっていうし、その人に説教をされたと思ったら、モンブランを食べたことが無かった・・・なんか、よくわからない位、変わった日だなぁ。」
    ・・・どうやら、キョウさんにとってモンブランは大いなる基準らしい。

    「ねぇ、モンブラン初体験、してみる?」
    そう言って、キョウさんは面白そうに僕を見つめた。そんな彼女が左手に持ったフォークに、上品なブラウンの柔らかい何かが乗っている。
    「甘いものは、嫌いじゃないんでしょ。じゃ、ほら、あーん。」

    僕は、食に対しての欲求が人より少ないほうだ。空腹は苦痛だが、特に美味しいものを食べたいという気持ちが少ないため、食わず嫌いのまま色々な物を食べ損ねながら今に至っている。
    「それは・・・1000円の男に対してのお願い?」
    唇が触れるくらい近づいた何かを見つめながら、僕はキョウさんを見つめた。モンブランに対しては相変わらず興味がなかったが、そこまでキョウさんがすすめるのなら・・・という気持ちになりつつはある。
    「うん。そうそう。お願い。ほら、あーん。」

    あーん・・・
    肝心なその台詞こそ言えなかったが、未知のものへの覚悟を決めた僕が口を開けた瞬間、夢のフォークは僕の口を離れて、キョウさんの口の中へと消えていった。

    「あ・・・。」
    阿呆の様に口を開けたまま、肩透かしを食らって言葉を失う僕を見て、キョウさんはケトケトと明るく笑った。
    「やっぱり、だめだ!。仙道さんは、珍しい人のままでいて。」
    そう言って、キョウさんはモンブラン城を削っていく。
    自分が珍しいという自覚が無い僕は、次にモンブランを食べる機会があるのはいつなのだろうと、空になりつつあるお皿を少し複雑な気持ちで眺めていた。

    僕はキョウさんに自分の考えを伝え、キョウさんは、自分のものになりかけたものを失うのは、心に響くということを教えてくれた・・・今日のところはそれで満足して、モンブランはまたの機会にするとしよう。

    さようなら、キョウさん。僕の思い出は、まだ心の携帯灰皿に入っていますか?

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    ■2006/09/23(土) クワズギライ

    先日の記事で、食わず嫌いについて少し書いたので、(おそらく)一般的な食べ物で、僕が今まで食べたことの無いものを書いてみます。

    ○モンブラン
    ○おはぎ
    ○ウニ
    ○レモンティー・ハーブティー各種
    ○たらこ・めんたいこ
    ○サザエ・アワビ
    ○吉野家の牛丼

    まだまだ沢山あるような気がするんですが・・・ぱっと考え付くのはこれくらいです。これは食べたくない!というネガティブな感情は無いのですが、今まで食べずに生きてきて不自由が無かったのだから、このままずっと食べなくてもいいや・・・くらいに思っています。どうしてもコレは食べておけ!というものがありましたら、教えて下さい。

    ちなみに、食わず嫌いという言葉の意味が某テレビ番組の影響で変わってきているのが気になりました。言葉は変化していくもの・・・とは思っていますが、番組を立ち上げる時にもう少し別の表現を使えなかったのでしょうか。googleの検索結果に、少し唖然としてしまいました。


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    ■2006/09/24(日) キンヨウビノオモイデ ユイノハジマリ

    疲れを取るというより、積もった不満を吐き出すためだろうか。生暖かい金曜日の駅は、終電にはまだ時間があるにもかかわらず、酔客の喧騒に包まれていた。こんな空気の中で街道を歩くと、初めて「1000円の男」として街に立った日を思い出す。少し肌寒かったあの日の夜も、こんな感じにアルコールが街を上気させていた。

    酔客が多いこんな日には、あの女性をついつい目で探してしまう。いつも付きまとう幻想に頭を振りつつも、家路を目指して歩いていた、そんな時のこと。電車の乗換えをする為に駅付近を歩いていると、道にしゃがみ込んでいる女性が視界に入ってきた。
    そんなはずはないと思いながらも、脳裏の中であの日の情景がフラッシュバックしては消えていく。

    近づくにつれて、その髪の色、長さ、背格好が、別人だと確定していくのに落胆をしつつも、僕はその女性の方へと歩み寄っていく。

    酔いすぎたのか、眠くなったのか・・・ 道にかがみこんでいる女性は、まるで皆からの視線をその小さな肩に重圧に感じているかのように、膝を組んで下を向いていた。
    「大丈夫ですか。」
    その女性が一身に背負っていた周りの視線が、僕にも一気に注がれるのを感じながらも、僕は声をかけた。

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    ■2006/09/25(月) ユイ

    地面が喋っているのではと勘違いするくらい、雑踏に人の声が溢れる金曜日。僕は、道端でしゃがみ込んでいるユイさんに話しかけた。
    「大丈夫ですか。」

    意識があるのか無いのか、ユイさんは無反応だった。駅を道行く周りの人たちは、僕を奇特なものを見るような目で一瞥して、通り過ぎていく。まぁ、実際に酔っ払いの女性に声をかける男性など、ろくなものではないのだろう。僕も、そう長居をするつもりはなかった。
    「もしもし、大丈夫ですか。」
    これで返事がなかったら、諦めて帰ろうと思いながら、肩をとんとんと叩くと、ユイさんはようやくゆっくりと首をもたげて、腫れぼったい物憂げな目で僕を見つめた。
    「・・・何ですか。」
    口にかかった茶色い髪を払いながら、ユイさんは怪訝そうな顔をして口を開いた。思ったより明晰な口調にほっとしながら、小さな子に話しかけるように膝を折る。
    「いえ。体調が悪そうだったから、大丈夫かなと。」
    「・・・大丈夫です。」
    そう言って、再びユイさんは自分の膝に顔を沈めた。どうやら、意識ははっきりしているし、心配はないようだ。
    「それじゃ、行きますけど。お茶とか水が欲しいなら、買ってきてあげますよ?」
    それは、地面に置かれた爽健美茶のペットボトルが殆どカラになっているのを見たうえでの、少しずるい質問だ。ユイさんは自分の脇に無造作に転がっているペットボトルを見ると、もう一度髪を振り払って僕を見た。
    「ナンパなの?」
    煩わしそうな視線をほどくように首を振って、僕は答える。
    「ナンパじゃないですよ。ただの、通りすがりです。」
    もっとも、僕は1000円の男でも、あるのだが・・・。とりあえず、混乱しそうなので嘘だけは言わないでおこう。ただ、沈黙は嘘よりも性質が悪いことがあるかもしれないが。

    「つらいのなら、お茶を買ってきますけど?」
    目をそらさないように話しかける僕に、ユイさんは小さな声で
    「・・・じゃ、お茶。」
    と呟いた。実際にリクエストがあるとは思わなかったのだが、意外だという表情が浮かばないように苦心しながら、
    「じゃ、同じものでいいですね。」
    と言って、僕は空のペットボトルを指差した。


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    ■2006/09/26(火) ユイ その2

    駅から少しだけ歩いたところにあるコンビニは、その日もいつもと同じように白く輝き続けていた。騒がしい街から独立したかのように、コンビニ内には酔客や騒々しい客はおらず、店内のBGMと、レジを通す時の音、それに負けず劣らず機械的な店員の挨拶だけが存在をしていた。
    僕はお茶を一つと水を一つ買い、ユイさんがまだいるだろうかと考えながら、再び駅へと向かう。

    道の逆側から見ても、道端にうずくまる女性は目立つものだ。遠目からでもそれとわかるユイさんの周りには人がほとんど通らず、相変わらずそこだけが時間が止まったようになっていた。

    「お待たせしました。大丈夫ですか。」
    小さなコンビニの袋の中から冷えたお茶を取り出して、ユイさんの側に置くと、僕は了解を得ずにユイさんの隣へと座った。「座ってもいいですか?」なんて質問をするよりは、座ってから断られたらどけばいい。少し騒がしすぎる街のせいで、僕も若干大胆になっていた。
    「スーツ、汚れるよ。」
    僕に目線を合わせずに、ユイさんは言う。少なくとも、僕の姿は目に入っていたようだ。
    「安物だから、大丈夫だよ。明日はお休みだから、のんびりクリーニングに出せばいいことだし。」
    ユイさんと同じように膝を抱えて、僕は返事をする。微妙な距離で、同じような格好で道路の向こう側を見つめる二人。何か珍しいものがあるのかと、通行人の何人かが僕等の視線を追ったりしていた。
    「折角買ったんだから、飲んでよ。」
    そう言って、僕は地面に置かれたペットボトルのお茶を、ユイさんの方へと滑らせた。
    「・・・」
    無言のまま、ユイさんはペットボトルの蓋を開けようとしたが、酔っているせいか、思ったように蓋が開かなかった。
    「開けようか?」
    手を伸ばす僕に目を合わせないで頭を振ると、ユイさんはもう一度力を込めてペットボトルのキャップを回した。機嫌の悪い動物の声の様に、シュッと音がしてペットボトルが少しだけ膨らんだ。


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    ■2006/09/28(木) 

    キッカケに登場した、男の友人とはまだ付き合いが続いている。ものぐさな僕にとっては数少ない、友人と素直に言える友人だ。

    先日、そんな彼と二人で話す機会があった。ここでは、彼の名前をAとしよう。アルファベットなのには特に意味はなく、ただ女性と区別をつけたいだけだ。
    力の抜けた肩から相変わらず瀟洒な雰囲気を出す彼は、自分で作ったという陶器のグラスにビールを注ぎながら、ソファに深く腰掛けた。
    「作品の方は、うまくいっているのかい。」
    僕は、僕が下戸だということを知っているAが用意してくれたウーロン茶を、彼のグラスにコツンとぶつける。
    「まぁ、ゆっくりやってるよ。それはそうと、お前の方は、どうなんだ?」
    「僕?僕が、どうかしたのかい。」
    僕が意外そうにそう聞き返すと、Aは首を少しだけ曲げながら、僕の全身を吸い取るような目で僕を見た。その動作は、学生のころから驚くほど変わっていない。おそらく、Aには自分の何かを捨てる必要などなかったのだろう。ただ、溢れる才能に経験だけを重ねて、生きている。Aは、知り合ったころからずっとそんな男だった。
    「いや、気のせいならいいんだけどな。なんだか充実しているような感じがするからさ。」
    「そう、そう見えるのか。」
    「なんだか、肩が広くなった気がするよ。実際は変わっていないのかもしれないけど、そんなイメージだ。」
    「いい変化ってことかな。」
    「ああ。間違いないね。なにか、新しいことでも始めたのか。」
    そう言って、Aは貪欲に目を光らせた。常に何かを吸収しようとするそのエネルギーは、僕からすれば太陽よりも遠く眩しいものだ。
    「まぁ、少し、ね。そのうち、話すことがあるかもしれないよ。」
    目を瞑って逃げるように首を振ると、彼はつまらなそうにふん、と鼻を鳴らして、喉にビールを踊りこませた。

    「しかし、雰囲気が変わったといったら、普通は恋人ができたとのか?とか聞くんじゃないのかい。」
    小皿に盛り付けられた枝豆に手を伸ばしながら、僕は言う。ちなみに、サキさんのことは、彼の耳にも入っているはずだ。
    「女、か。まぁないことはないけどな・・・。お前はよくわからない奴だからな。振り回すのも振り回されるのも、似合っているような奴だ。」
    そんな発言に、仙道緑ならなんと答えるのだろう。三つ実が入っていた枝豆を順番に押し出しながら、僕は試しに少しだけ意識を変えてみる。
    「まぁ、振り回すのも振り回されるのも、結局はお互いが望む事をやっている踊りのようなものなのかもしれないよ。」
    静かに、そう答えると、Aは飲み干したグラスをテーブルに置いて、少し驚いたように僕を見つめなおした。
    「・・・。やっぱり、どこか変わったな。」
    もう一度、ふんと鼻をふかすとAは二本目のビールを開けた。僕はまだまだ残っているウーロン茶を持ち上げると、もう一度Aのグラスに合わせる。
    二度目の乾杯は、お互い少しだけ力が入っていたように、思う。
    古臭くて乾燥した、ライバル心に似た熱風のような雰囲気。Aとグラスを合わせると、そんな勇気に近い感情がわきあがる。男臭いといってしまえば片付いてしまう、そんな感情を、Aはいつも心から引き出してくれる。 


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    ■2006/09/28(木) ユイ その3

    ユイさんの喉が静かに波打つのを、僕は知らぬ間に嬉しそうに眺めていたのだろう。僕と目が合った途端にキャップを締めてペットボトルを床に置くユイさんは、まるでエサを貰いなれていない野良猫のようだった。
    「気分は、大丈夫?まだ酔っているなら、もう少し飲んだほうがいいよ。」
    もう少しそんな姿を見ていたくて、僕はもう一度ユイさんにお茶をすすめる。
    「いい、大丈夫、ありがと。」
    ザルから単語だけをこぼすように答えると、ユイさんはため息をついて、僕を改めて見つめた。
    「・・・ナンパなんでしょ?」
    「違うよ。ナンパして欲しいのなら、するけどさ。」
    「やっぱり、ナンパじゃん。バカみたい。」
    そう言うと、踵についたジーンズの端を握って、ユイさんは僕とは逆の方を向く。
    「うーん、違うんだけどなぁ。ただ調子悪そうな子がいたから、声をかけただけだよ、本当に。」
    「・・・。」
    誰もいない道を眺めながら、ユイさんは何も言わなかった。
    「体の調子はそれほど悪くなさそうだから、よかったよ。」
    「・・・。」

    完全にナンパだと思われたのだろうか。ユイさんは、寝てしまったかのように返事をせず、膝を抱えたまま向こうを向いたままだった。
    「それじゃ、元気みたいだから僕はいくよ。お邪魔しました。」
    あまりしつこく話しかけても気分が悪くなるだけだろうと、僕は本気で思っていた。ユイさんをもう一度だけ見て立ち上がると、ユイさんに背を向けてスーツの砂を払い、地面に置いていた鞄を持ち上げた。
    「それじゃ、風邪引かないようにね。」
    いつの間にか僕を見ていたユイさんに一度だけ手をかざして、踵を返した時だった。
    「・・・じゃないなら」
    振り絞るようなユイさんの声が聞こえて、僕は振り返る。
    「ナンパじゃないなら、もう少しいてよ・・・。」
    その色々な感情が入り混じった表情が、僕を少し嬉しいようなくすぐったいような気持ちにして、思わず意地悪な発言をしてしまう。
    「どっちなんだい(笑)ナンパじゃないように見せかけた、ナンパなのかもしれないよ。」
    性格が悪そうな微笑を見せる僕の目を見ずに、ユイさんは消えるような声をこぼした。
    「・・・いいから・・・。」
    「・・・はいはい。」
    そう言って、僕は再びユイさんの隣に座る。腰をかけたその距離は、さっきより心なしか近づいた。

    よくよく考えると、僕はまだ1000円の男だということを説明していない。もしかすると、本当にこれが人生の初ナンパになるのかも、しれない。

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